花子「新しい!」貞子「生活!」メリー「なの!」
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94: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/06/16(火) 16:21:07.60 ID:dgPNsq/R0
貞子「・・・・・・そう、ですか。言っちゃったんですね、私」

メリー「言いやがったの。おかげで隣人がちょっと気を揉んでるの」

貞子「ああ、バカだなぁ。なんてバカなんでしょう。私って、ほんとに」

メリー「このまままた出て行くの?」

貞子「・・・・・・だって、いられないじゃないですか。こんなことじゃ」

メリー「んなことしたって男も隣人ももやもやしたまんまなの。どうせやるなら言いたいこと全部言えなの」

貞子「もう、うるさいですね。メリーさんだっていろいろ言ってないくせに」

メリー「人形は持ち主への愛が重くなるのは仕方ないことなの。メリーさんが生まれた経緯だって愛情が憎悪に変わったからなの。そういうものなの」

貞子「それを言えって言ってるんですよー」

メリー「残念ながら私は貞子と違って頭がピンクじゃないの。愛情ってのはもっといろいろあるの」

貞子「・・・・・・ええ、本当に。私からの愛情と、男さんからの愛情は似て非なるものですから。だから、一緒にはいられないんです」

メリー「そんなの当然なの。男からすれば私らは養う対象なんだからそういう目で見るわけにはいかないの。じゃないとそれは養うんじゃなくて搾取になるの」

貞子「そんなこと」

メリー「男からすればそうなっても仕方ないの。こいつの姉を見たらわかるの。あいつも愛が重かったの。ってことはこいつも重いの。だからそういうことは絶対にしないの」

貞子「・・・・・・」

メリー「貞子。もしちゃんと言いたいことを言えたなら、その後でめちゃくちゃいい情報を教えてやるの」

貞子「え?」

メリー「一般の職場や社会じゃ知り得ない情報なの。さ、わかったらさっさと言えなの」

貞子「え?え?で、でも」

メリー「私はとりあえず隣人に教えてくるの。いい報告待ってるの」

貞子「あ、ちょっと!メリーさん!」


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