花子「新しい!」貞子「生活!」メリー「なの!」
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12: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/06/07(日) 21:29:51.66 ID:S4U2UQtS0
男「実際、社長から次期社長にそういう話はしてたらしいんだ。就活とか面倒な手続き踏まなくても全部やっとくよって。ただ、あの子はそれを拒否したらしい」

隣人「えっ!?なんでっ!?みんな納得しますよ!?あー次期社長がやっと正式に入ってくれたかーってなりますよ!?」

男「みんなそのつもりだったんだけどな。ただ、社長に直談判したらしい。『そんな裏口入学のようなことはしない。正面から堂々と入って見せる』って」

隣人「えー・・・・・でも、落とすに落とせないじゃないですか、そんなの」

男「続きがあるんだ。『そうじゃないと、今の社長のようにみんなが付いていきたいと思う人間にはなれない。次期社長として見据えてくれているならなおさらだ』ってな」

隣人「うー、それを聞くと確かにそうですかね・・・・・・」

男「あと、あの子今のバイト先からも経営者にならないかって話を持ち掛けられているらしい」

隣人「なんですか彼。優秀にもほどがありませんか」

男「新卒の就活ってのは企業が学生を選ぶのと同時に、学生側が企業を選ぶ場所なんだ。だからこそ俺たちは学生に対して平等に、そして真摯に接さなくちゃいけない」

男「そうじゃないと、学生側が選んでくれないぞってな。これ全部部長の受け売りだけど」

隣人「そう、ですね。私は就活とかしたことないんでそういうのよくわかりませんでしたけど、そっか。どっちにも選ぶ権利があるんだ」

男「まああの子なら問題なく採用されるだろ。実際面接してても何の問題もなく終わっただろ?」

隣人「はい。正直非の打ち所がありませんでした」

男「実力もあるからなぁ。業務知り尽くしてるから業界研究とかそんなレベルじゃないくらいの分析もかけてくるし。俺も説明会で質疑応答されたときは気が気じゃなかったよ」

隣人「どんな質問されたんですか?」

男「説明会で説明しきれなかったこと全般。多分あの場にいた他の学生はうちについて詳しく知り尽くしてしまっただろう」

隣人「知ってるのによく聞いてきますね」

男「向こうからしたらちゃんと説明できるか試してたんじゃないのか?まあ部長が対応してくれたからなんとかなったけど・・・・・・俺一人だとヤバかったな」

隣人「・・・・・・偉い人の考えることってよくわからないなぁ」


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