【リトバス】理樹「ストーカーに狙われるようになった」
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5:名無しNIPPER[saga]
2020/06/06(土) 02:57:21.17 ID:3998YRn80
夕方

駅への帰り道

理樹(モールではほとんど時間を使っていないように感じたが帰る事には夕焼けがうっすらと空を染めていた。あんなことが2度もあったので僕は後ろを何度も警戒していた)

理樹「ごめんね、僕の事情で帰ることになっちゃって・・・」

クド「いえ、そんな・・・元々リキが私の買い物に付きあってくれたから・・・。それにお目当てのものは全部買えたのでのーぷろぐれむ!なのですー!」

理樹(こんな状況ではクドのとびぬけた明るさだけが心の支えだった)

クド「ええと・・・そろそろ駅でしょうか・・・?」

理樹「うん、そのはず・・・」



ワンピースの男「・・・・・・」



理樹「!!!」

理樹(危うくもう少しで叫ぶところだった。彼が駅前にいた。あの最初に出会った階段のところで)

クド「・・・どうしたんですかリキ?急に足を止めて・・・」

理樹(彼はキョロキョロと何かを探すように辺りを見渡している。おそらく僕を探しているんだろう。目に留まりやすい格好でよかった・・・気付かなかったらもう少しで彼の視界に姿を現していた。僕は見つからないうちに慌てて後ろに身を隠した)

クド「リ・・・リキ・・・!」

理樹「クド。こっちに来て」

ギュッ

クド「わふっ!?」

理樹(僕はクドの肩を掴み僕の方へ身を寄せさせ、そのまま手を握って先ほど来た道へ引き返した)

タタタッ

クド「リ、リ、リ、リキ!あにょ、そにょ、これは・・・!?」

理樹(クドに構わず僕は目に留まって近くのファーストフード店に立ち寄った。そして適当なメニューを選んで2階の窓側に座った。クドの手をずっと握っていたのに気付いたのはそのあとだった)


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