【リトバス】理樹「ストーカーに狙われるようになった」
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3:名無しNIPPER[saga]
2020/06/06(土) 02:26:55.20 ID:3998YRn80
理樹(いた。僕らがいる店の向かい側の店の入り口の前に彼は立っていた。しかもその視線は確実に僕を捉えていた。僕は本能的に彼を長く見つめずあくまで自然に___出来ていたかは怪しいが_____首をそのまま近くの商品棚に映し、クドとの会話を続けた)

理樹「あ、ああ・・・確かこれかな・・・」

クド「なるほど、低反発枕ですかー!これ触るとモチモチしていてとっても気持ち良いんですよねっ」

理樹「はは・・・」

理樹(一度気付くと不思議なことに一気に後ろから視線を感じた。まずい、あれは完全に僕を見ていた。さっきまで大人しかった心臓がまた激しく波打っていた)

理樹「じゃあこれを買おうかな・・・」

クド「わふ!?即決ですかー!?」

理樹「確かまったく同じものだったと思う。使い心地が良かったからこれにするよ」

クド「そ、そうですか・・・?じゃあ早速レジに持っていきましょー」


・・・・・・

ピッ

店員「1980円となります」

理樹「はい・・・」

理樹(あれからまだ例の彼は僕を見ているんだろうか?それが気になってしょうがなかった)

クド「あっ、リキ・・・実はまだ行きたいところがありまして・・・」

理樹「えっ?」

クド「実はヴェルカとストレルカの大好物のサラミがこのモールのペットショップに売ってて近場ではあまりないので少し寄ってもいいですか・・・?」

理樹「あ、ああ勿論っ。せっかくここまで来たんだからね。買わないと損だよね・・・」

理樹(はっきり言ってクドとの会話はほとんど上の空だった。それよりあまりに後ろが気になりすぎた。しかしいつまでも目を背けてはいられないので恐る恐る振り向いてみた)

理樹「・・・・・・」

理樹(・・・いなかった。先ほどの場所はおろか近くを見渡してもさっきの白いワンピース姿はどこにも見当たらなかった)

理樹「ほっ・・・」

クド「わふー?どうしたんですかリキ、ため息なんか・・・ハッ!も、もしかして買い物が退屈ですか!?ご、ごめんなしゃい・・・そーですよね、枕と犬さんのご飯なんて巡っても面白くないですよね・・・」

理樹(クドがナーバスモードに入った)

理樹「ち、違うよ!?ごめん今のはため息とかじゃないよ全然!いやあクドと二人で買い物は楽しいなあ!」

クド「そ、そーですか・・・?」

理樹「うんうん!」

クド「で、ではさっきのは・・・?」

理樹「え、ええと・・・その・・・」

理樹「・・・ゲップ?」

クド「・・・リキ汚いです」


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