【リトバス】理樹「ストーカーに狙われるようになった」
1- 20
2:名無しNIPPER[saga]
2020/06/06(土) 02:04:21.26 ID:3998YRn80
理樹「うっ・・・!」

理樹(頭が一瞬真っ白になった。女性の格好はしているが顔は完全に男性で、年齢は30代といったところだろうか?顎には手入れされていない髭も生えていた。その男性はぎこちない笑みを浮かべて僕の差し出したハンカチを震える手で受け取った。まるで数年ぶりに人と会話をしているという風に)

理樹「あ・・・えっと・・・そ、そのハンカチは差し上げます・・・っ」

ワンピースの男「あ・・・」

ダダッ

理樹(僕はそれから失礼とは分かっていても怖くなってクドの方に速足で戻って行った。クドまでのわずかな距離がとても長く感じた)


・・・・・・


クド「リキ・・・さっきの人はどうでしたか・・・?」

理樹「えっと・・・その、大丈夫だってさ。とりあえず行こうかっ!」

クド「わふ?そ、そうですか・・・?」

理樹(明らかに動揺しているのがクドにも読み取れたようだ。しかし今は平静を取り戻すよりも早くこの場から逃げだしたかった僕はクドを置いていくかのような早歩きでショッピングモールへと歩いていった)



・・・・・・

ショッピングモール内

クド「リキ!ここです!私が行きたかったのは!」

理樹「ああ・・・」

理樹(モールに着く頃にはいくらか冷静になった。さっきまではかなり怖がってはいたが今思えば女装する男性なんてこの世界では珍しくないはずだ。そりゃ実際外で見かけることはほとんどないが、人には色んな趣味趣向、あるいは己の性の関係で世間とは少し違う自分を表現することもある。僕はそれに対する理解が足りなかったんだ。僕はクドと枕を品定めしながら心の中でぎょっという反応をした事に反省した)

クド「やっぱり蕎麦殻が一番ですねぇ〜・・・リキ、聞いていますか?」

理樹「ん?ああ、聞いてるよ。僕もこれを機に枕買っちゃおうかな。前に枕に牛乳をこぼして捨てたっきり使ってなかったから」

クド「わふー!?枕なしで寝ていたんですか!?それはいけません!ぜひ買うべきです!」

理樹「はは・・・そうだよね」

クド「リキは普段どんな枕を使っていたんですか?」

理樹「ええっと僕はね・・・」

理樹(と、辺りを見回すために振り返った時だった)

理樹「!?」

ワンピースの男「・・・・・・」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
40Res/54.85 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice