256: ◆CpUz7d.S3o[saga]
2020/06/15(月) 17:27:44.06 ID:+I9rRxhLo
設計者「でも近いうち、開拓者の職がなくなるかもしれない。そのことに気づいてしまって、」
設計者「もしそうなった時、彼には王国に代わる後ろ盾が必要になると思いました」
市長「お前は本当に心配性だな……」
設計者「豊富な資源と財力、そして土木技術を抱えたこの町は、僕の恩人が困った時のための備えなんです」
設計者「だから僕は『地衣の都』ではなく、こう名付けます」
設計者「『新天地開拓拠点』と」
市長「王国の未来を変えるような大都市が、何もかも開拓者のためか……」
設計者「次は純粋に王国のために働きますよ」
設計者「王国軍の要塞を作る仕事が入ってますからね」
市長「行ってこい。お前の努力の成果は俺が守る」
開拓団事務員「恩人の方、この町に来るといいですね!」
設計者「いや、あくまで備えだから。来ないほうがいいんだからね?」
おしまい
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