7: ◆C2VTzcV58A[saga]
2020/05/31(日) 03:13:58.26 ID:zcfde6Ug0
P「……ありすが昔から、俺のことを好いてくれてるのはわかってた」
ありす「あ、やっぱり昔から気づいてたんですね。なのにはぐらかしてたなんて、ずるい大人」ツンツン
P「それはそうだろう。立場上受け入れるわけにもいかないし、ありすのその気持ちは、なんていうか、その」
ありす「大人への憧れの延長線だと思ってた?」
P「そうだな」
ありす「まあ、確かにそういう側面もあったのかもしれません。昔の話ですから、私自身も実際のところはもうわかりませんけど」
ありす「……でも。始まりがどうであれ、7年も続けば本物だと思いませんか」
P「………」
ありす「……信じてほしいな」コツン
P「……しょぼくれた背中に頭預けて大丈夫なのか?」
ありす「ちょっと湿布臭いです」クスッ
P「だろうな」
ありす「でも、好きな背中ですから」
P「ありす……」
ありす「……もう、待たなくていいんですよ?」
P「っ、そのセリフは反則だろ……」
ありす「私もずるい大人の仲間入りですね」
P「もう立派に俺よりずるいよ」
ありす「褒め言葉として受け取っておきます」
P「………」
P「正直、成長していくありすを見ていて何も思わなかったわけじゃない」
P「ただ、出会った時からありすは『女の子』で。でも、魅力的なのは事実で」
P「……いい加減、きちんと向き合うべきなんだろうな」
ありす「………」
P「だから、時間をくれないか。ありすの気持ちに、ちゃんと向き合えるようになるまで」
ありす「……大丈夫ですよ」
ありす「待ってもらったぶん、今度は私が待つ番ですから」
P「ありがとう」
ありす「どういたしまして。私も、やっと前に進めた気がして嬉しいです」
P「……最終的に、俺がどんな答えを出すかは保証できないぞ?」
ありす「わかってますよ。でも、Pさんだって知ってるはずですよ」
P「何を」
17Res/11.20 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20