サイト「愛してるよ、ルイズ」ルイズ「わ、私も、あんたのことを……」
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9:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/30(土) 22:29:09.05 ID:A9YfU/XoO
「へー。ふーん。ほほう」
「な、なに……?」
「ずばり、あなたは俺のことが好き?」

もういろいろと台無しである。やらかした。
それまでの流れやらムードやらが無に帰す。
しかし調子ぶっこいたサイトは気づかない。
そして、初心なタバサも白けたりはしない。

「私は……よく、わからない」
「わからないとな? 自分の気持ちが?」
「だから……知りたいと思う」

タバサは頑張った。彼女なりの精一杯。
これ以上ない程に健気な姿勢を見せた。
しかしながらサイトは頭が沸いていた。

「なら、教えてくださいと言うべきでは?」
「……たしかに、そうかも知れない」
「じゃあ、言ってみようか。サイトさん、私にキスして、この気持ちを教えてってさ」

常軌を逸している発言である。狂っている。
そんなことを口走れば、いかに寛大な女性とて怒る。ルイズじゃなくても、ぶちキレる。
しかしながら、やはりタバサは初心であり。

「サイトさん……私にキスして、教えて」

やや恥じらいながらも素直にそう懇願した。
そうすると大抵の男は理性を失うであろう。
キスだけで済む筈もなく、サイトはもうこのままこの無垢な少女を押し倒す気満々であり、今まさに飛びかかろうとする寸前で。

「タバサ、入るわよ〜。あら、サイト? あんた達、そんなに顔を近づけて何してんの?」
「うわっ! 別に、なんでもないって!!」

褐色の肌と、豊満な身体付きのキュルケが乱入してきたことで、慌てて距離をとった。


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