サイト「愛してるよ、ルイズ」ルイズ「わ、私も、あんたのことを……」
1- 20
11:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/30(土) 22:32:37.81 ID:A9YfU/XoO
「た、ただいま帰りました……」
「遅い!」

緊張しつつ帰宅を告げると怒声が返ってきた。

「どこに行ってたのよ!?」
「ど、どこだっていいだろ」
「女のところね」

ルイズは妙に勘がいいのでサイトは焦る。

「た、ただ俺は飯を食わせて貰って、文字の読み書きを教わってただけだって!」
「どうだか。全然信用出来ないわ」
「じゃあ、どうすればいいんだよ」

今日一日の行動を鑑みても、信用がないのは完全に身から出た錆であるが、ここで下手に出たら負けなのでサイトは悪びれなかった。

「そうね……ご主人様の良いところを挙げなさい。その内容如何で、許してあげるわ」
「わかった。まずは桃色頭だろ」
「な、なんですって!?」
「それと、つるぺた貧乳」
「あ、ああ、あんたって奴は……!」
「おまけに短気で嫉妬深くて暴力女だ」
「そ、そこまで言わなくても……」
「でも俺はそんなルイズが可愛いと思うよ」

サイトとて、学習している。成長したのだ。
ルイズは意外と打たれ弱い少女なのである。
故にこうしてけちょんけちょんに貶したあとに優しく微笑みながら褒めてやると、ほら。

「つ、使い魔の癖に、生意気なのよ……」

こんな具合に、嬉しさを隠せなくなるのだ。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
30Res/28.48 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice