5:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/27(水) 23:43:29.03 ID:FVO0IVAG0
昔、神を信じないと言っていた友人に僕はこう言っていた
君に神様を感じる事はできなくとも
君に存在を否定することはできない
なぜ言ったことも忘れていた昔の言葉を今思い出したのか
その日からすべきことの全て手につかず
いつもその日の出来事を繰り返し考えていた
世界との繋がりを絶たれた気分、泥沼に落ち助けを求め手を振り回している気分かもしれない。ゆっくりゆっくり見えない世界に落ちてゆく、僕は恐怖だった。変わることが恐怖であったし、変わらないことも恐怖だった。そんな感情は今まで知らなかった
その日から数日たった
ある時、抜け殻だけになった人間の歩くだけの存在となっていた。歩き方を忘れ歩く。風にあたりにあっただけだった気がする
屋外喫茶の前を通ると、話し声が聞こえてきた
各地で価値ある文化的建造物にメッセージが書かれるという現象が起こっている-ちょうど神殿に起きたように
僕はすぐに調べあげ、最も近くにあるそれが起きた場所へ向かった
生きる希望が滲む血のように湧き出した、文字通り我を忘れて船に乗る。答えがそこにある気がしていた
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