魔法学園で過ごす学生生活第3章 〜安価とコンマと時々真相〜
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◆50Z6EuXmS6
[saga]
2020/07/06(月) 22:13:56.78 ID:pk1z5v1c0
【サラ×ヴェルド編】
サラ「アルス…」
ヴェルド「どうしたんだ、サラ」
サラ「私、貴方と一緒にいるのは…」
ヴェルド「いやか?」
サラ「そんなわけない!!ずっと、ずっと会いたかったのに…」
ヴェルド「サラ…」
サラ「私は、貴族でなくなって…貴方に、迷惑を…」
ヴェルド「…俺は、そんなことを気にしない」
サラ「…っ」
ヴェルド「俺は、今苦しんでいる王国のために立ち上がるんだ。だけれど、その時…横にいてほしいのは、同じように苦しみを感じたサラ。お前しかいない」
サラ「…」
ヴェルド「…サラねーちゃん」
サラ「!?もー!!」
ヴェルド「あはは、やっと笑った」
サラ「アルス。それは無しね」
ヴェルド「どうかなー?俺にとってお前はずっとサラねーちゃんだし」
サラ「アルちゃん」
ヴェルド「うぐ…」
サラ「ほら、昔の呼び方なんて、思い出してもろくなことないでしょ」
ヴェルド「はーい…」
ヴェルド「…なあ、サラ」
サラ「あ、話を忘れてたけれど…!!」
(ギュっ)
ヴェルド「…サラ」
サラ「だ、抱きしめたって私は騙されないよ…」
ヴェルド「…気持ちは、本当だ。思いも、変わらない」
サラ「…っ〜…・」
サラ「ズルいよ…」
ヴェルド「…俺のことになると、お前は諦めが早いな。いつものお前なら『王国ごと変えてやるー!!』って動くのに」
サラ「…私にとって、アルスのことは、トラウマになってるから。私を助けるために、馬に私を乗せて…」
サラ「…本当に…また…あえて…」
ヴェルド「…俺もだ、サラ」
【サラ×ヴェルド編】 完
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