魔法学園で過ごす学生生活第3章 〜安価とコンマと時々真相〜
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◆50Z6EuXmS6
[saga]
2020/06/29(月) 23:15:36.18 ID:z0qqxk/Y0
ランド「そうですね。まず、王国の危機から話して行きましょうか…」
ランド「今から20年前、現在の国王である、アルフォ王子が、王位を継ぎました。ですが、知っての通り、彼は王としては平凡です」
ヴェルド「そうだな。悪い人間か、といわれると違うとは思うが…」
ランド「そして、領地を持つ30の貴族の権力がだんだんと強まっていったのです」
レイン「確か、そのあたりかしら?領地同士のルールができたのも」
ランド「そうですね…」
ランド「…ですが、当然そうなってくると…各領地での裁量が変わってくることにより、横暴な行為を繰り返す貴族が増えてきたのです」
ザルグ「…」
ランド「ですが、それに対し…反体制派が生まれました。シルキード領、クロウズ領、フェルキ領…私のザール領も、協力しました」
ランド「…言い訳がましいですが…私は、王家を1貴族に落とすつもりはありませんでした。ただ、現在のままでは行けない…そう思いましてな」
フィニー「ですが、それはクロウズ領の失墜によって失敗したんですよね?」
ランド「はい。クロウズ領は、怪しげな新興宗教にのっとられ…非道な人体実験も、行われたそうです」
フィニー「…なるほど」
ランド「…あなた方は、魔族を知っていますか?」
フィニー「…はい。私は、その血を引いているそうです」
ナンナ「えっ!?」
レイン「うそ…」
ゼルド「マジかよ…!?」
ヴェルド「…」
ランド「なんと…」
フィニー「お話の続きをお願いします」
ゼルド「そうだね。フィニーさんがその血を引いていようとなんの関係もない」
ランド「そうですな…」
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