81: ◆CpUz7d.S3o[saga]
2020/05/23(土) 01:54:41.01 ID:VcQHQucWo
開拓者「湖畔の町……そこは、私が次期開拓者候補として計画者さんとの勝負を行ったときに作った町」
開拓者「この山林が私の開拓のパート1なら、湖畔の町はパート0なのです」
開拓者「あの時も、農林業や金属加工を中心に町を作っていきましたけど……」
開拓者「結局どんな町かというと」
開拓者「老若男女問わず不思議なお薬でメイドさんになってしまう町です」
鉱山労働者「採掘で出た砂利を集めておいたが、どうするんだ?」
林業家「枕木はこれだけあれば足りるか?」
製錬工員「レールの準備は万端だ」
書記「設計図はこちらです」
求職者「学校から白線引きを借りてきたぞ」
開拓者「ではいきますよ……!」
開拓者「収納魔法!!」
求職者「材料と設計図が、小さくなって白線引きの中に!?」
開拓者「この道具は線路引きになりました。押しながら歩くと、線路を引くことができます」
鉱山労働者「よっしゃ、任せろ」
開拓者「まっすぐ引いてくださいね! 曲がったら面倒くさい作業が待ってますよ!」
開拓者「開拓地から海産物の町への崖は、蛇行した坂道になるように整地します」
鉱山労働者「急カーブだと脱線するか。ゆるやかな曲線を意識して……」カラカラ
開拓者「緑の町へは、森の中をまっすぐ整地するだけですね」
鉱山労働者「完全な直線も案外難しい……あ、曲がっちまった!」カラカラ
林業家「ここは人力で直すしかない」
求職者「うわ、やりたくない」
開拓者「もし魔法が使えない開拓だったら、線路すべてがこの作業だったんですよ」
開拓者「そしたら、線路を通すのに1か月はかかったはずです」
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