【ミリマス】あなたの温度、幸せの温度
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3: ◆ncieeeEKk6[sage saga]
2020/05/19(火) 17:45:27.53 ID:U1swVBcn0
 これ以上は泥沼になりそうだったので思考を打ち切った。麗花の突拍子もない発言には深い意味がある場合となんの意味もない場合がある。今回はおそらく後者なので、速やかに本題に戻ってもらおう。

 「で、お茶がどうしたんだ?」

 「あ、そうですお茶なんです」

 曰く、「90℃のお湯だとお茶が1番美味しい」と大学の講義で教わったそうだ。今日はそれが本当なのか試そうと思っているらしい。

 「温度計もちゃんと持ってきました!」

 「麗花、それは体温計だ」

 「これじゃだめなんですか?」

 「体温計じゃそんなに高い温度は測れないんだ。体温が90℃だってわかったところで、もうどうしようもないからな」

 「そうなんですね、残念……」

 「ていうか、わざわざ買ったのか? それ」

 「家から持ってきました!」

 「……じゃあお茶には入れない方がいいんじゃないかな」

 「ちゃんと拭きましたよ?」

 「そういうことじゃないの!」

 麗花はお湯の温度以外の情報を持っていなかった。講義を聞いていなかったのではなく、単に教授が話さなかっただけだと思いたい。麗花はちゃんと勉強してるんだろうか。そういえば、最近は忙しさにかまけてアイドルを学業面でサポートできていない。




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