86: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2020/05/18(月) 21:50:56.16 ID:RS4SDFXO0
都「協力者がいないから、ですか?」
のあ「12月までの肩書を見ればわかること」
音葉『凄い数ですが……どれでしょう』
真奈美「これだな。清路市立美術館の館長」
のあ「市の施設であれば、市の金に責任を取る人物が動かすべきという名分で就任したわ。ここでもコストカットと蔵書品を売ることで数字を上げたわ」
都「古澤頼子が学芸員として働いていた場所ですね」
のあ「学芸員は苦労したでしょうね。お金は自由に使えないでしょうから」
まゆ「あ……だから、由愛ちゃんの個展……」
真奈美「学芸員としての古澤頼子は、館長にとって悪い存在ではなかった」
のあ「古澤頼子は接触しているわ。ちょっと電話に出るわ……もしもし、結果は」
楓『ターゲットとなっている人物が、どこにいるかですね』
のあ「ありがとう。ボーナスは弾むわ。楓、所有している物件がわかったわ」
都「すみません、何か鳴ってませんか?」
音葉『追跡システムに引っかかりました……卯美田駅前、画像を出します』
のあ「……留美」
楓『該当する物件は近くにありますか』
のあ「駅前のタワーマンション。まったく利用していないのに、最上階とその1階下を所有してるわ。資産運用が得意でもないのに、何故かしら」
まゆ「卯美田駅のタワーマンション……あの高級そうな?」
都「のあさん、ここは任せてください!卯美田駅は、事務所の最寄り駅です!警察署より、ずっと近いです!」
のあ「都、まゆ、ここは頼んだわ。音葉、連絡を」
音葉『管内全てに連絡……駅前交番の警察官にも向かってもらいます』
楓『私も向かいます』
のあ「真奈美、行くわよ」
真奈美「ああ、了解だ!」
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