【安価・コンマ】ループ世界の主人公として生きる
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324:名無しNIPPER[saga]
2020/06/28(日) 21:07:07.37 ID:aESBwlMS0
しばらく進むと、部屋の中央に石ころのようなカケラが仰々しく置かれていた。
冬野「もしかしてこれ?」
『ああ』
冬野「...」
こんなのが本当に宇宙船なのかと疑問に思い、間近でそれを見つめる。
『さっきも言ったが俺たちに肉体はない。だから宇宙船と言っても厳密には違う。まあ、それは説明すると長くなるからいい。とにかく──』
すると背後から足音が近づいてくるのが聞こえた。振り返るとそこには、例の室長が居た。
室長「やあ、冬野さん」
銃弾で所々穴の開いた白衣を纏い、額から血を流しつつ室長は言った。
室長「まずは...密かに監視していた事を詫びよう」
彼は深々と頭を下げた。想定外の行為に面食らう。
室長「だがどうか分かってほしい。日本、いや、地球の為なんだ。彼らの特性や技術を理解できれば、地球をより良い場所にすることができるはずなんだ」
その目に嘘の姿は見えない、真剣な目だ。
室長「だからどうか...彼らを逃すのは諦めてくれないか」
冬野「...」
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