【安価・コンマ】ループ世界の主人公として生きる
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106:名無しNIPPER[saga]
2020/05/15(金) 23:49:18.80 ID:k899Yvfb0
1ついていく
冬野「分かりました...」
花柳「なら、ついてきて下さい」
先生と共に学校から出ると、近くに止まっていた黒のセダンに乗せられた。
黒服「チーフ、それは対象なのでは...?」
花柳「状況が変わった。車を出せ」
黒服「...わかりました」
そして車は走り出した。走行中はただエンジン音だけがその場を支配していた。
しばらく走る事数分、廃工場で車は止まった。
花柳「さあ降りて下さい」
先生に促され車から降りると、黒服が近くの地面を触っている。
冬野「あの...」
花柳「まあ、慌てないでください」
すると黒服が地面に隠してあったハッチを開け、その中へ入っていった。先生に目で促され私もその中へ入る。
しばらく階段を降りていると、開けた空間に出た。そこには大量のコンピュータやよくわからない機器、そして大きなモニターがあった。
冬野「ここは?」
花柳「私達の研究所です」
研究所...?確かに研究所勤めならMIT卒っていうのも納得がいく。
先生は自らのデスクに座る。
花柳「それでどこまで知っていますか?」
冬野「え、と...」
さっきは盗み見た単語から適当に類推して嘘を言ったが、ここではその意味もないだろう。
冬野「先生達が私を監視している事以外は何も...」
花柳「そうですか」
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