高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「今日も、私とあなたとの時間を」
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23:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/10(日) 18:24:25.80 ID:WDIZ97tn0
藍子「あっ。いつもの席、って言っても分からないのかも……。じゃあ、ここは消しゴムで消してから……」


24:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/10(日) 18:24:56.05 ID:WDIZ97tn0
今日は、何を食べようかな?
入り口から向かって右側の、一番奥の席。そこが、私たちがいつも使う席なんです。
今日はまだ、加蓮ちゃんは来ていないみたい。

席に座ってメニューを開くと、最初に目に飛び込んできたのはお昼の定食セットでした。
以下略 AAS



25:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/10(日) 18:25:26.53 ID:WDIZ97tn0
加蓮「…………」

藍子「『加蓮ちゃんが来るまでは、あと10分くらいかな? 私は――』……? 加蓮ちゃん?」

加蓮「……ねぇ、藍子?」
以下略 AAS



26:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/10(日) 18:25:55.88 ID:WDIZ97tn0
加蓮「お腹は鳴ったの? 涎を垂らしたりはした? 唾を飲み込んだりしてない?」

藍子「ちょっ」

加蓮「藍子1人に任せてずんずん書いてるとそーいう都合の悪い所をすぐ飛ばすんだから! で、どうなの。ほら、素直に言いなさい?」
以下略 AAS



27:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/10(日) 18:26:26.02 ID:WDIZ97tn0
加蓮ちゃんが来るまでは、あと10分くらいかな?
スマートフォンを確認してみたら、ちょうど、加蓮ちゃんからのメッセージが来ていました。
『少しおくれる』だそうです。急いで打ったのかな。スタンプやデコ文字もありません。

大丈夫。ゆっくり来ていいですよ。
以下略 AAS



28:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/10(日) 18:26:56.03 ID:WDIZ97tn0
加蓮「だってさ……」

藍子「だって?」

加蓮「……私、なんかまだ、こう……そういう所があるっていうのかな……」
以下略 AAS



29:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/10(日) 18:27:25.42 ID:WDIZ97tn0
そうそう。加蓮ちゃんって、ああ見えてすっごく真面目さんなんです。
周りの人にはなかなか見せませんけれど、レッスンの時は、誰よりもいっぱい頑張っていて。
いつもは周りの人をちょっと困らせたりもしますけれど、本当に困っている人がいたら、すぐに手を差し伸べてあげるんです。
あとは……他のアイドルのみなさんに聞いても、見習いたい、お手本にしたい、という声が、いっぱいあって♪

以下略 AAS



30:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/10(日) 18:27:56.13 ID:WDIZ97tn0
加蓮「ただいまー。はい、店員さんからの差し入れ。ミルクココア、もらってきたよ」

藍子「おかえりなさい、加蓮ちゃん。差し入れなんて……。ちゃんとした注文でよかったのに」

加蓮「ま、1杯くらいはいいんじゃない? 次からは注文ってことで」
以下略 AAS



31:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/10(日) 18:28:25.61 ID:WDIZ97tn0
定食を注文しようと思ったんですけれど、加蓮ちゃんが急いで来るって言うなら、もしかして、走って疲れちゃうかも? って思ったので――
注文は、食べやすいサンドイッチで♪
店員さんを呼んでみたんですけれど、ちょうど手が離せない時だったみたいで。来るのを待っている間に、ふと、窓際の小物が気になりました。

だるまの置物が、少しだけ傾いてる……。起こしてあげたいな。でも、勝手に触ったら駄目だよね。
以下略 AAS



32:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/10(日) 18:28:55.89 ID:WDIZ97tn0
藍子「……やっぱり、こういうのってぜんぶ書かないといけませんか?」

加蓮「ん? うん、もちろん」

藍子「うぅ。当たり前、って顔〜」
以下略 AAS



33:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/10(日) 18:29:25.39 ID:WDIZ97tn0
店員さんは、なんだかお話したくてうずうずしている感じでした。でも、右足の後ろ側がせわしなく動いていて、やっぱり忙しいのかな? って思っちゃいます。
サンドイッチを注文してから、「私でよければ、あとで聞きますよ」って言ってみました。
すると店員さんはすごく嬉しそうにして、でも、すぐにいつもの、きりっ、とした顔に戻って伝票に注文を書き込んでから、キッチンの方へと帰っていきました。

置いてくれたお水を少しだけ飲んで、窓から外を見上げます。
以下略 AAS



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