武内P「島村さんが私の?」卯月「お気に入りですよね!?」
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2: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2020/05/10(日) 17:13:30.11 ID:aLnDTpB9O
武内P「島村さん。私に何か、話たいことがあるのではないでしょうか」

卯月「あ――」

武内P「どうか私に話してもらえ――」

卯月「プ、プロデューサーさん……」

武内P「……!?」

武内P(体を震わせながら、潤んだ瞳で見上げる島村さんを見て、ようやく私は自分がしていることに気づけました)

武内P(島村さんの悩み事を聞こうと必死なあまり壁際まで追い込み、怯えさせてしまうとは……っ)

武内P「失礼しま――『あ、あの!』――島村さん?」

卯月「そ、そのまま手を……壁にあててもらっていいですか?」

武内P「壁にですか? その、まずは離れた方が――」

卯月「だ、ダメです! そのまま! そのままでお願いします!」

武内P「わ、わかりました」

武内P(島村さんの意図はわかりませんが、こんなことをした私に悲鳴をあげずにいてくれるのです。言う通りになければ)

武内P「こう、ですか?」

武内P(心なしか一時期話題になった壁ドンのような体勢ですね)

卯月「……」

武内P「島村さん?」

卯月「えへへ♪」フニャア

武内P「!!?」

武内P(それは、初めて見る笑顔でした)

武内P(太陽のように明るくて、見る者に暖かさを与える笑顔ではなく――頬にまったく力が入っていない、緩み切った笑顔。見る者に癒しと脱力を与える笑顔)

武内P「いい……笑顔です」

卯月「え?」


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