13: ◆dzX3.Do/lI[sage]
2020/05/09(土) 23:46:57.07 ID:iiO5naNP0
「プロデューサーさん」
「はい」
「私……もしかしたら、上手く行かないかもしれません」
「はい」
「ステージで転んだり、歌詞を忘れちゃったり、笑顔になれないかもしれません」
「……はい」
「けれど、ファンの人達は私のことを待っていて。プロデューサーさんは、私のために、頑張ってくれてるんですよね」
「はい」
「だったら……私、頑張ります。ファンの人達のために、プロデューサーさんのために、頑張ります」
「はい」
「出来る限りのことをやります。だから、どうか私に力を貸してください」
「はいっ!」
その時の私は、どんな顔をしていたかわかりません。
けれどプロデューサーさんは、笑顔で私の背中を押してくれました。
結局、LIVEバトルには負けてしまったけれど……。
その日私は、アイドルとして大切なものを、プロデューサーさんから受け取ったんです。
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