藍子「私の、大切なプロデューサーさんへ」
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11: ◆dzX3.Do/lI[sage]
2020/05/09(土) 23:45:24.57 ID:iiO5naNP0
「高森さん言ってたじゃないですか。『ファンの皆さんに幸せな気持ちになってほしい』って」

「確かにアイドルは甘い世界じゃないです。今回のように、優劣だって勝ち負けだってつきます」

「いえ……もっと厳しいことを言えば、今回が最後のステージなんてこともあり得ます」

「けど俺たちが頑張るのは、相手を負かしてその上を行くためじゃありません」

「応援してくれる誰かのために。見てくれている人のために。自分のために、全力を尽くすんです」


その言葉に、ハッとさせられました。


「大丈夫ですよ」

「高森さんが全力を尽くして、今できることをやり切れたなら、結果は後からついてきます」

「だったら、相手を負かすためじゃなくて、目の前のファンの人達のために頑張りましょう」

「応援してくれる人が幸せになれるように、優しい気持ちになれるよう、全力を尽くしましょう」

「そのための道筋は、俺が作ります。俺が、何とかしますから」

「だから高森さん。あなたの精一杯を、俺に預けてください」

そう、私に話してくれたプロデューサーさんの目は。
あの日と同じ、まっすぐに私をみていました。



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