ターニャ・フォン・デグレチャフ「自動、手記人形……だと?」
1- 20
11:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/09(土) 23:53:19.99 ID:PWWmuiJvO
「敵の魔導大隊が接近!」
「ツーマンセルを崩すな! やるぞ!!」

大隊相手に一個中隊が立ち回る。
あまりに無謀であり、勝ち目は薄い。
必死に追いすがる傍らの副官を逃すべきか。
人的資源の無駄遣いは矜恃に反する。

けれど、希望さえあるのなら。

「見ろ、セレブリャコーフ少尉!」

照明弾が眩く闇夜を照らし出す。

「えっ……?」

背後には大隊規模の援軍が接近していた。

「敵の、増援……?」
「違う! あれは友軍だ! 合流するぞ!」
「は、はいっ!」

こうして、敵の大攻勢を凌ぎ切った。
代わりに帝国は大きな後退を余儀なくされたが、その件で少佐が処罰されることはない。
何故ならば、既に了承済みだからだ。

自動手記人形は約束通り、大隊を救った。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
15Res/15.16 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice