44:名無しNIPPER
2020/05/03(日) 16:23:37.89 ID:igKCUkij0
--------------------山道-----------------------------------
キリ「どこへ向かうんだね、立夏?」
カイニス「ああ、聖杯は回収したんだ。さっさと帰ろうぜ、この特異点はつまんねーよ」
立夏「一応、伝えておいた方がいいと思って。」
マシュ「あの、柱と呼ばれた人にですか?」
立夏「うん、それに気になることもあるし」
ヴラド「特異点消滅まで、まだ時間はある。心残りはない方がいいしな。」
マシュ「そうですね、でもヴラドさんも無事でよかったです。」
------------------マチュピチュ----------------------------
柱と呼ばれた男「よく戻ってきた、カルデアの者たち」
柱と呼ばれた男「帝国は滅ぼしてくれたか?」
立夏「いえ。ですが、原因である聖杯は回収しました。だから、歴史は元に戻るはずです。」
柱と呼ばれた男「それは、間接的に滅ぼしたことになるのではないのかね?」
立夏「はい、そうかもしれません。だけど、だけど…………。」
キリ「滅ぼしたのではない、明日につないだ。そう、彼は言いたいのだと思います。」
キリ「勿論、それは自分たちが罪悪感を抱きたくないから、きれいごとにしただけかもしれません。」
キリ「この国の民に明日は来ないかもしれない、だけどそのおかげで守られる明日もある。」
キリ「滅ぼす者たちが許されるわけじゃないが、そこに義があると信じましょう。」
キリ「勝利も敗北も、繁栄も滅亡も、明日へつながる道なのですから。」
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