おばあ「戦車道時代」
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38: ◆t8EBwAYVrY[saga]
2020/08/18(火) 23:34:13.94 ID:HUsAjosR0
 ――・・・夜

冷泉「大会前夜に呼び出しとはずいぶんなことしてくれるね」ザッ

西住「あの・・・お話って何ですか?えっと・・・継続高校の方ですよね?」

継続高校隊長「応じてくれてありがとう」ポロロン♪

冷泉「そりゃなんだい?琴か?なんだってそんなもの持ってるんだい?」

継続隊長「私は継続高校の美川という者さ。みかと呼んでくれて構わないよ」ポロリンチョ♪

冷泉「人の話聞かない奴だね」

 ザッ!

アンツィオ統帥「待たせたな!アンツィオ高等学校の統帥(ドゥーチェ)参上だー!」バーン

みか「待ってたよ」ポロン♪

西住「アンツィオの隊長さんまで・・・一体どういう理由で呼んだんですか?」

みか「単刀直入に話すよ。私達継続高校は保有車輌がBTの1輌しかない。君達大洗高校もW号戦車1輌、そしてアンツィオはCV33だけだね」

ドゥーチェ「仕方ないだろお金ないんだから!」

みか「うちもそうさ。そこで一つ提案があるんだ」

 みか「我々で同盟を組まないかい?」ニッ

冷泉「ほう」

西住「ま、待ってください。それってアリなんですか?」

みか「ルールには『走行不能になれば失格』としか書いてない。それ以外は何でもアリだろう?」

ドゥーチェ「まてまて!それじゃあ優勝賞金はどうなるんだ!」

みか「山分けでも十分な額が入ると踏んでる」

冷泉「アンタと組んでうちに利があるかい?」

みか「言わせてもらうが、単機で優勝するのはかなり厳しいだろう。1本の矢も束になれば・・・というやつさ」

 みか「どうだい、悪くない話だろう?」

西住「・・・秘密の同盟・・・かっこいい・・・」

ドゥーチェ「よし!のったァ!我らアンツィオ高校は仲間になるぞ!」

冷泉「・・・」

西住「久子ちゃん、どうする?」


冷泉「悪くないね」ニヤリ


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