武内P「まゆのお悩み相談室?」まゆ「はぁい」
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20: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2020/05/01(金) 07:09:03.74 ID:yo4ZRVm4O
まゆP(まだだ…まだ間に合う。だが俺一人でこの流れを矯正するのは無理だ。たとえ世界が狂ってしまっても、武内は未成年のアイドルに手を出したりはしない)

まゆP(だがこの異常事態だ。俺と武内が手を組むのを阻もうとする奴がいるかもしれん。ここは慎重に、気配を消しながら武内と合流――)

まゆP「……ん?」


<ハ、ハナレテクダサイ イージャン、コノグライ★


まゆP「会議室から声がする。このバリトンボイスは武内か?」

まゆP「まずはこっそり様子を見て――!!?」

武内P「いけません城ヶ崎さん、お願いですから離れしょう」

美嘉「んー? なんでー?」ギュウウウウッ

武内P「なんでと申しましても……他の人に見られるかもしれませんから」

美嘉「……そうだよね」

武内P「わかっていただけましたか」ホッ

美嘉「アタシなんかに抱きつかれてもうっとうしいだけだし……付き合ってるって知られても迷惑だよね」

武内P「!!?」

美嘉「ごめんね……強引に付き合わせちゃって。ほんの少しの間だったけど、貴方と付き合えてアタシは嬉しかった。たとえそれが、同情でも」

武内P「そ、そんなことはありません! 私は城ヶ崎さんを、その――」

美嘉「……名前で、呼んでくれないのね」

武内P「これは……急には変えるのが難しいためで、私は――美嘉さんを、あい……大切に想っています」

美嘉「……ふーん」

武内P「その、急には信じてもらえないかもしれませんが」

美嘉「ううん。貴方はアタシに嘘をついたりしない人だから、信じてあげる」

武内P「ありがとうござ『だ・か・ら』……なんでしょうか?」

美嘉「さっき言いかけた言葉を、ちゃんと口にして? そしたらアタシ、貴方に愛されているって自信が持てて安心できるから、離れてあげる★」

武内P「……じょ――美嘉さん」

美嘉「うん」

武内P「私は、貴女を――愛しています」

美嘉「……えへへへへへへへ★」

武内P「あ、あの美嘉さん?」

美嘉「貴方が、アタシにねえ? 口下手で不器用で女心がわからない貴方が、ちゃんと口にしてくれたって思うと、幸せすぎて頭がおかしくなりそう★」

武内P「よ、喜んでいただけて、私も幸せです。あの……ところでそろそろ」

美嘉「ん、なーにぃ?」

武内P「そろそろ離れていただけると……」

美嘉「……」

武内P「美嘉さん?」

美嘉「離れていいの?」


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