4:名無しNIPPER[saga]
2020/04/26(日) 21:17:37.60 ID:e0wnwU/00
最近の貴音の流行りというか、何か気に食わない事があるとあの『りすと』に相手の名前を書き込むのである。曰く、とても恐ろしい制裁があるらしいのだが、基本書かれたところで特に何が有る訳でも無い、にも関わらず、皆はその『りすと』入りする事を恐れ、ただただならないよう願うのである。
「わたくしも残念です。これで春香も『りすと』入りしてしまうとは」
「ひ、ひどい」
「因みに。最後の一つを食べたのは誰なのですか」
「えっと、響ちゃんが最後、で」
春香が言い終わるなり、自分も袋から最後の一つを取り出し、口に入れると、程よい甘さのバニラの風味が口の中に広がって、これを食べられないのは至極残念だなと思うわけであるが、先程からの貴音と春香のやり取りを対面のソファーで自分は見ていたものだから、貴音はこちらを振り向き、それが最後の一つだったことを確認するなり凄い剣幕で詰め寄って来たのであった。
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