12:名無しNIPPER[saga]
2020/04/26(日) 21:28:33.62 ID:e0wnwU/00
「うわあん、あうあうあう!!」
酷いのです、みなが、765のみながいけずなのです、と貴音は言うのだけれど、ぴよ子だって同じ部屋に居たのだし今日の一部始終や今までのそれを見ているのだから、その言い方は果たしてとは思いつつ、大人なぴよ子は貴音をよしよしとあやしながら、みんな意地悪しちゃダメよ、なんて窘めていても、その笑いを堪える口は波打ち、脇腹をつねっているので大人はずるいと心から思ったのであった。
膝元には押し付けられた『リスト』があったので、自分も貴音と美希よろしく大袈裟なそれは取らないけれども、誰に聞こえる訳でもない小さな声で、自分はぽつりと呟くのである。
「ぴよ子、あなたは『リスト』入りだぞ」
『音無小鳥、心にも無い言葉で貴音を甘やかした為。』
終
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