もしもし、そこの加蓮さん。
1- 20
74:名無しNIPPER[saga]
2020/04/29(水) 19:09:28.69 ID:SPkljqcV0

分厚いドアを開いた途端に大音量が鼓膜を打ちました。
同時に始まった前奏は加蓮にとっても、かなり耳馴染みのあるメロディで。

機材席のスタッフに頭を下げつつ、彼は加蓮を手招きします。
衣装のままやって来た加蓮へ、近くのお客さん達が驚きに目を剥きました。
プロデューサーはそんな彼らに大げさなジェスチャーを返し、
始まるぞ、と告げます。


そのジェスチャーも、慌てて前を向く彼ら彼女らも、加蓮の視界には入っていませんでした。


 『――憧れてた場所を、ただ遠くから見ていた』


ステージの中央に、アイドルが立っていました。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
307Res/234.17 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice