もしもし、そこの加蓮さん。
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201:名無しNIPPER[saga]
2020/05/09(土) 20:20:05.72 ID:GVB5f6680

 「今日って大安だっけ?」

 「ああ」

 「結婚日和だね」

 「吉日じゃないけどな」

 「え? 私と居る日はぜんぶ吉日でしょ? Pさん」

 「……言うようになったなぁ」

 「茄子さんの受け売りだけどね」

加蓮が拳二つだけ間を詰めて、彼は拳一つ半だけ間を空けました。
力関係の縮図です。


加蓮がもう一度だけ間を詰めようとしたところで、
彼が封筒をがさがさとやり始めました。
お仕事の時間が始まり、加蓮は鼻を鳴らしながら彼の手元に視線を注ぎます。

 「三周年と、この前の定例ライブ。調子の良いのが続いてるな」

 「でしょ?」

 「デビューしてからしばらく、
  どうも加蓮には踏ん切りの付かないきらいがあったが……憑き物が落ちたみたいだ」


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