175:名無しNIPPER[saga]
2020/05/08(金) 01:07:44.91 ID:qTjhoOKq0
「……」
「……」
「……何? 黙り込んで」
「いや……なんか、加蓮が真面目な事言ってると、な」
「ね」
「ねじゃない。凛はともかく奈緒は世界史で習ったでしょ」
呆れるように加蓮が首を振ります。
凛と奈緒は視線を交わし合って、小さく首を傾げました。
順路に沿って進み、通路の先を曲がった所でした。
気付いたように加蓮が立ち止まります。
「あれ?」
「ん。どうかした?」
「いや、ここだけ一つの部屋みたいになってるなって」
「お、ホントだ」
加蓮の言葉通り、これまでの展示されていたのは通路といった趣でしたが、
この一角だけは少し違っていました。
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