【オリジナル】自殺したら僕だけを誉めない有名絵師の彼氏になった件
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5: ◆wqJOdKDc/.
2020/04/25(土) 08:28:00.37 ID:U1qw9Qt5O
みっともないってわかってる。
浅ましいって、乞食根性だって、他人の力に依存しているってわかってる。
『精神的に向上心の無い馬鹿だ』って、彼女のお気に入りの一人から罵られたって当然だって。
それでも除け者にされるのが嫌だった。
自分の努力を、好きを認めて貰えなくて悔しかった。

どんなに頑張ったって現状が変わるなんて、変えられる訳ないんだって絶望している。
有名な百合小説を読みまくって、女の子同士での恋愛のいろはを叩き込もうとも。
類語辞典や受けがいい比喩表現の書き方を調べて、読みごたえのある文章にしようとも。
自身の解釈を捻じ曲げて、どうにかTERIAさんの解釈へ合わせようとしても。
もうどれもこれも、意味があるなんて思えないんだ。
一年半も創作活動を続けても、結果は芳しくなかったんだから。

だから、これは夢なんだ。
今さら僕が書いたりかりほ小説が、他のみんなと同じようにTERIAさんから絶賛されるなんて。
ぶっちゃけ、今から一年以内に第三次世界大戦が起こる以上にあり得ないんだよ。
ノストラダムスの大予言に出てくる恐怖の大王が「ごめん、遅刻しちゃった」って二十一年遅れでアンゴルモアの大王を目覚めさせに来る方が、まだ可能性があるほどなんだよ。
それほど極端な喩えと比べちゃうほどに、僕はすっかり自信を失っていたんだ。


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