武内P「素直じゃないプロポーズ」
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5: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2020/04/13(月) 20:22:05.30 ID:9ZfmECmt0
――約束から1年後、渋谷凛16歳



同僚「あ、武さ〜ん」

武内P「はい、なんでしょうか」

同僚「武さん来週の金曜の夜空いてますか? 19時から合コンするんですけど、向こうから身長180以上のガタイがいい30〜35歳を一人用意してほしいって言われて、心当たりがあるって答えちゃったんですよ」

武内P「合コン……19時からですか」

同僚「お願いします! 俺が狙っている人の友人のリクエストでして、これに応えることができたら勝率が上がるんです! 19時が無理なら途中からでもいいんで!」

武内P(19時からというのは難しいですが……ここまで言ってくれているのに断るのも悪いですし、それに良い機会かもしれません)

武内P「少し時間に遅れるかもしれませんが、それで良ければ」

同僚「本当ッすか!? ありがとうござ――ざざ、あ―――――ぁ」

武内P「……ん?」

同僚「あ、アア……すいません、ごめんなさい、許してください、悪気は無かったんです」

武内P「同僚さん!? どうしました突然!?」

同僚「いや、あの、その……記憶違いでした、はい。あちらさんのリクエストは身長160以下の童顔でした。米内Pに声をかけようと思ってたんでしたハイ」

武内P「え……?」

同僚「間違えてしまい申し訳ありません。だからどうか、どうかお命だけは――――ッ!!?」シュタタタタタッ

武内P「行ってしまった……何だったんでしょうか?」

凛「そうだね。何だったんだろう?」

武内P「渋谷さん!?」

凛「ん、何話してるんだろうって気になって少し前から後ろにいたんだけど……突然どうしたんだろうねあの人」

武内P「突然何かに怯え始めて……初めて挨拶した時、私の顔を見て固まってしまったこともありますが――なぜ今になって?」

武内P(それにあの怯え方は、初めて挨拶した時とは比べ物にならないほど恐怖を覚えていたのでは……?)

凛「ふーん。好きな人と合コンできるから、妙なテンションになっちゃってるのかもね。それか疲れているのかな? ところでプロデューサー?」

武内P「はい、なんでしょうか?」

凛「来週の金曜の夜、私とご飯食べようよ」

武内P「……え?」

凛「さっきの合コン、けっこう乗り気だったのに突然話が無くなっちゃったでしょ。私が代わりにお話して、食事の相手をしてあげるよ」

武内P「お気持ちは嬉しいのですが……」

凛「私が相手じゃイヤ?」

武内P「そういう意味では……」

凛「それに最近お互い忙しくって話す時間も少なかったから、良い機会でしょ? 今後の活動とか、皆の事とか話したいことはいくらでもあるんだから」

武内P「……確かに良い機会ですね。それでは渋谷さん、来週の金曜の夜に付き合ってもらっていいですか?」

凛「うん、よろこんで」


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