19: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/04/14(火) 23:36:58.75 ID:qU2nL77R0
待て待て待て。
どういう展開なんだこれ。
女「……した?」
20: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/05/05(火) 16:53:03.99 ID:61fOSvZx0
女「……あげる」
髪留めを突きつけてくる。そして、目を閉じる。
女「……する」
21: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/05/05(火) 16:53:34.47 ID:61fOSvZx0
どれくらい経ったかわからないが、そのまま数十秒くらい目を閉じていたかもしれない。
男「どうすればいい」
俺の声は孤独に響くだけだ。
22: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/05/05(火) 16:55:16.27 ID:61fOSvZx0
男「……あれ?」
目の前には人の姿が無くなっていた。
男「……なんだよ」
23: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/05/05(火) 17:03:45.04 ID:61fOSvZx0
男「なんだってんだ……」
疑問がずっと残り続ける。謎だ。
跡形もなく、姿を消していた。
24: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/05/05(火) 17:15:02.14 ID:61fOSvZx0
姉「遅いです」
男「……すみません」
姉「心配していたのですよ。なにかがあったのではないかと」
25: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/05/05(火) 17:16:02.21 ID:61fOSvZx0
俺には一つ上の姉がいる。
同じ学校で風紀委員であり、何故か学級委員を兼任する超優等生。
帰宅と同時に腕を組んで待っている姉に詰問されるのであった。
26: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/05/05(火) 17:17:11.74 ID:61fOSvZx0
姉「そのまま、帰ってきたと」
男「……仰る通りです」
姉「……それは?」
27: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/05/05(火) 17:31:01.68 ID:61fOSvZx0
姉「た、確かにそうですね……明日返しましょうね」
驚いた顔を落ち着かせ、姉は軽く息を吐いた。
男「もちろんです。明日返します」
28: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/05/05(火) 17:36:33.53 ID:61fOSvZx0
男「あっ……」
姉「落としましたよ……。ん……これは?」
男「え、えっと……さっき話した娘の髪留めです」
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