男「それは、宇宙の彼方」
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122: ◆qhZgDsXIyvBi[sage saga]
2021/12/15(水) 22:28:39.12 ID:ECNFnKQ+0
男「88888日も同じようなことをしているってこと……か?」

父「それは違います」

  彼は、我が家に酷似しているインテリアを顎で示す。

父「我々は"素体"の行動方針を幾度となく変更していました。

  そのため、あなたが"素体"と接触する時間、場所、方法は全てに差異があります。

  そしてここにやってくるまでの時間は、長い時は1ヶ月に及ぶこともありました。

  この空間は、あなたが"素体"を家に招いた時に記憶したレイアウトを参考に配置しました。

  私があなたのお姉様の姿になっていたのもそれが理由です」

 家に招き入れた?

 俺が、不思議っ娘を?

父「"素体"を通じて様々なデータを取得できると同時に、どうしても避けられないことがありました。

 というよりも、あなた自身が"素体"に関与しなかったパターンは一度もありません。

 まあ、だからこそ先ほど申し上げたような回数なのですが。

 "素体"は粒子の存在を極限まで希薄化させることで、他人とは関わりを持たないようにしています。

 あくまで俯瞰的な調査・観察を行うためにそのように作成しました。なのにですよ?
 
 あなたは必ず"素体"の存在に気づく。

 絶対に、確実に、当然のように。何故なのです?」

 そんなことを俺に言われても。



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