ましろ「踏み出す勇気と」つくし「踏み込む勇気」
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50: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:27:41.05 ID:SlTzITWg0
ましろ「……んぅ……つくし、ちゃん……?」
つくし「っ……ましろちゃん?起きた?」
ましろ「……もう、ちょっとだけ……」
つくし「……うん」
51: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:28:08.22 ID:SlTzITWg0
つくし(その後は何事もなく、ましろちゃんの可愛い寝顔を眺めながらゆったりとした時間を過ごして)
つくし(当初はスマホでゲームをするつもりだったんだけど、チャットで全部吹き飛んじゃってて。それに、こうしてましろちゃんの顔を見ているだけで退屈しないし)
つくし(けどそろそろ晩ごはんの時間だし、起こしてあげないとね)
つくし「ましろちゃーん……?」
52: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:28:44.99 ID:SlTzITWg0
つくし「どうしてもダメ?」
ましろ「だめ……つくしちゃんは、私といっしょじゃなきゃだめなの……」
つくし「……しょうがないなぁ」
つくし(口ではそう言ってみるけど、内心ではとても嬉しい。一緒が良いって言ってくれて、我儘を言うくらい好きでいてくれて)
53: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:29:37.31 ID:SlTzITWg0
つくし「ましろちゃんのご両親は、いつ帰ってくるの?」
ましろ「……たぶん、日曜まで帰ってこない」
つくし「明後日かぁ……ましろちゃんは、明日何か用事はある?」
ましろ「特にないけど……」
つくし「じゃあこのまま、お泊まり会にしちゃおっか」
54: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:30:09.64 ID:SlTzITWg0
ましろ「えへへ……つくしちゃんの匂い」
つくし「ちょ、そんなに嗅がないでよ……!恥ずかしいから……」
つくし(いつの間にかスンスンと匂いを嗅がれていたらしく、咄嗟にましろちゃんの肩を掴んで顔を離す)
つくし(そのことにましろちゃんは不満そうな顔をしていたけれど……ましろちゃんってもしかして、そういうのが好きなのかな?匂い、とか……)
55: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:30:38.21 ID:SlTzITWg0
つくし「か、帰ってこの続き……早くしたいから……なんて」
ましろ「つくしちゃん……!」
つくし「ーーあ、いや、今のは何でもなくてね!?つい漏れちゃったというか、ちが……」
56: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:31:12.10 ID:SlTzITWg0
つくし(結局あの後は帰ってきてすぐに布団に入って。一緒の布団に入って最初はドキドキしてたけど……ましろちゃんが相変わらず甘えてくるから、途中からは落ち着いていたかもしれない)
つくし(私も私でましろちゃんに甘えられることが当たり前になっていて。土曜日も日曜日も、殆どましろちゃんを抱き締めたまま過ごしていた気がする)
つくし(そして当然それは、月曜日になっても変わることはなくーー)
57: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:31:44.24 ID:SlTzITWg0
ーー月ノ森女子学園
ましろ「つくしちゃーん……えへへ……」
つくし「みんな見てるし……続きは帰ってからに……」
ましろ「……つくしちゃんは嫌?」
58: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:32:37.65 ID:SlTzITWg0
七深「おぉ〜……しろちゃん、まさかここまでとは……」
つくし(アトリエということは、当然他のメンバーもいるわけで。学校で集まった時には腕に抱き付いたましろちゃんにすごく驚かれたけど、今となっては慣れてきている様子)
透子「ま、なんもないなら良かったけどさ。二葉はそれでいいの?」
59: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:33:15.98 ID:SlTzITWg0
ましろ「……むぅ」
つくし(視線を感じて振り向けば、ましろちゃんが少し不満げな顔でこっちを見つめて来てて)
つくし「……分かってるから、大丈夫だよ」
60: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:34:10.03 ID:SlTzITWg0
七深「あちゃ〜、完全に二人の世界に入っちゃってるね……どうする、るいるい?」
瑠唯「休憩が終わったら呼べばいいでしょう?二葉さんも倉田さんも、そのくらいは理解しているはずよ」
透子「ま、好きにさせてやりますか」
瑠唯「……珍しく静かね」
透子「いやいや、あたしのこと何だと思ってんのさ」
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