ましろ「踏み出す勇気と」つくし「踏み込む勇気」
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40: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:22:05.90 ID:SlTzITWg0
つくし「で、でもこう……もっとしたいこととか、ないの?」
ましろ「もっと、したいこと……」
つくし「そ、そう!したいことがあるなら、なんでも言って!」
ましろ「……じゃあ、一つだけ……いい?」
41: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:22:38.66 ID:SlTzITWg0
つくし(返事を待つこともなく、思いっきり抱き付いてくる倉田さん)
つくし(腕で背中をがっちり捉えたかと思うと、そのまま胸に顔を埋めて頬をすり寄せてくる)
ましろ「えへへ……前からずっと、こうしたかったんだ……」
つくし「……もう、しょうがないなぁ」
42: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:23:27.90 ID:SlTzITWg0
つくし(蕩け切った声色で少しくすぐったい気分になるけど、それも心地良くて……背中に腕を回して、抱き締め返す)
つくし「倉田さん、なんだか子供みたいだよ?」
ましろ「二人きりだからいいもん……でも、それはなんかやだ」
つくし「……それって、何が?」
43: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:23:56.13 ID:SlTzITWg0
つくし「……ましろ、ちゃん」
ましろ「〜〜っ!もう一回っ」
つくし「ましろちゃんっ」
ましろ「えへ、つくしちゃ〜んっ」
44: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:24:24.53 ID:SlTzITWg0
ましろ「……」
つくし「……ましろちゃん?」
つくし(たまにお互いの名前を呼び合いながら、体を擦り寄せてくるましろちゃんを抱き締め続けて)
つくし(ましろちゃんの方も、始めはマーキングでもするかのようだったのに、今では私に身を委ねるだけ)
45: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:25:04.89 ID:SlTzITWg0
つくし「もしかして、眠くなってきた?」
ましろ「そうかも……さっきから、不思議な感じなの」
つくし「……?」
ましろ「つくしちゃんとこうしてると、身体がぽかぽかしてきて、頭がぽーっとしてきて……すごく安心する……」
つくし「……ふふ。このまま寝てもいいよ?しばらくしたら起こしてあげる」
46: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:25:43.38 ID:SlTzITWg0
つくし(すやすやと寝息を立てるましろちゃんは、安心しきった表情で……やっぱり寝顔も可愛い)
つくし「……いっぱい悩んで、いっぱい頑張ったもんね」
つくし(ずっと前から自分の気持ちに悩んでいて。それを私に打ち明けるのには、想像できないほどの苦悩があったはず)
47: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:26:11.76 ID:SlTzITWg0
つくし(手持ち無沙汰だし、ゲームでもしようかなとスマホを取り出してみる)
つくし(ましろちゃんを起こさないようにイヤホンもつけて……と、そこで今入ったらしい一件の通知に目が止まった)
透子『今日の倉田なんかぼーっとしてたけど、二葉は何か知らね?』
48: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:26:45.14 ID:SlTzITWg0
つくし『ちょっとした悩み事だったよ』
つくし(八潮さんは頭が良いからすぐ気付いちゃうし……出来るだけ何も言わないようにしないとね)
透子『いやあれはそんな感じじゃなかったでしょ。さては二葉、何か隠してるな?』
49: ◆bncJ1ovdPY[sage saga]
2020/04/12(日) 21:27:11.62 ID:SlTzITWg0
七深『呼んだね〜。前は倉田さんだったと思うけど』
透子『マジかよ絶対なんかあったじゃん!いつの間にそんな仲良くなってんの!』
七深『これはひょっとして……そういうことだったり……?』
透子『そういうことってどんな!?』
七深『どういうことだろうね〜?』
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