佐藤和真「こいよ、ゴブリンの王。俺が相手だ!」
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11:名無しNIPPER[sage saga]
2020/04/08(水) 01:53:29.11 ID:/F2ygRZ3O
「出口だ!」
どれだけ走っただろう。
長い暗闇の先に、星空が見えた。
すっかり夜だが、夜空は明るい。
こんな穴蔵よりもずっと美しい。
「で、出れた……! 助かった!」
幸い、追手の数は少なかった。
恐らく、王の手当てで忙しいのだろう。
そのおかげでなんとか逃げ切れた。
と、思ったのだが。
「グギャギャギャギャギャギャギャッ!!」
醜悪な嘲笑が響き渡る。王がそこに居た。
「嘘だろ……先回りだと!?」
そんな馬鹿な。
間違いなく、最短ルートで脱出した。
信じられずに振り返ると、出口とは別な大穴がぽっかりと岩山に空いていた。
「壁をぶち抜いてきやがったのか……!」
どんな怪力と膂力だよ。
正直、ゴブリンキングを舐めていた。
ただのデカいゴブリンだと思っていた。
しかし、奴は人間並みの知能と、そして怪物のパワーを兼ね揃えた正真正銘の化物だ。
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