桑田「安価とコンマでコロシアイ学園生活を生ききる」
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◆dCCZUP5j9c
2020/04/06(月) 21:41:32.57 ID:WhtdzAhQ0
その後は、前と同じだった。
皆色々と疑心暗鬼になったが、今回も電子生徒手帳を確認し、それから校内探索を行うこととなった。
俺はといえば……
霧切「ちょうど良かったわ。2人きりになる機会が出来て」
普通女子にこういうことを言われると嬉しいはずなんだが…。何故だろう、全く嬉しくない。というかまだ胃がキリキリする…霧切だけに。
霧切「ねぇ、聞いてるの?」
桑田「き、聞いてる聞いてる。…まぁそうだな。でも、なんで皆には言わなかったんだ?」
霧切「少し考えれば分かることでしょう?仮にあなたが同じことを体験しました、夢に見ましたなんて言ったら混乱は免れない。余計に関係が悪化するわ」
霧切「それをモノクマに悪用される可能性も十二分にある。今は彼らに明かすべきではないわね。出来れば、黙っておくべきよ」
桑田「…まぁ、そうだよなぁ」
霧切「ここで話すのもモノクマに聞かれる危険があるわ。どこかに監視カメラのない場所はないかしら」コソコソ
桑田「監視カメラがない場所って言ったら、個室のバスルームか、トイレくらいじゃねぇかな?俺が死んだ時はまだ閉鎖された部屋ばかりだったんだよ」コソコソ
霧切「なら、また後で私かあなたの部屋のバスルームで話を聞かせてくれるかしら」
桑田「えぇ…。それはその…恥ずかしくねぇか?」
霧切「…あなたがそう思うなら仕方ないけれど、出来るなら全て話して欲しいわ。これからの対策もある程度考えられる」
桑田「仕方ないよな、まあじゃあいいぜ。とりあえず今は探索しとかないと」
霧切「?あなたはもう既に調べたんじゃないのかしら?」
桑田「そうだけど……あんまちゃんとやってないし、話も聞いてないっつーか……」
霧切「……。今回はしっかり聞いておくのよ。また同じ状況にならないとも言えないんだから」
桑田「うげー、笑えねー冗談はやめろよな!」
この時の俺は、まだ甘く見ていたんだ。
俺が閉じ込められてしまっま、運命の檻を……。
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