27: ◆3xQXQ8weeA[sage saga]
2020/04/06(月) 00:35:41.39 ID:6AqSaR5m0
「灯織の大学はこの家と反対側だろ? 俺の家からとなると余計遠くなるし。そもそもご両親はこの事を知っているのか?」
「! は、はい……」
「……もしかして反対されてる?」
28: ◆3xQXQ8weeA[sage saga]
2020/04/06(月) 00:36:07.64 ID:6AqSaR5m0
「がんばりますからぁ……おっぱいも全部がんばりますからぁ……!」
「いやだからご両親」
「せっとくしますからぁ……!」
29: ◆3xQXQ8weeA[sage saga]
2020/04/06(月) 00:36:43.13 ID:6AqSaR5m0
ああ言えばこういうとはこのことだろう。というか理屈ではないのだ。
きっと、寂しいとか、色々あるに違いない。違いないのだが……少し、度を越している。ここまでしているからには、多分普段から色々と溜め込んでいたのだろう。
しかし、言わねばならない。今はそんなお金もないし。何より、このまま悲しい思いや寂しい思いをさせるわけにはいかないのだ。
30: ◆3xQXQ8weeA[sage saga]
2020/04/06(月) 00:37:19.74 ID:6AqSaR5m0
「……もし仮にだ。仮に、90万円あったら何ができると思う?」
「……どうせい」
「離れて。離陸して。同棲を一旦頭から消して」
31: ◆3xQXQ8weeA[sage saga]
2020/04/06(月) 00:37:48.51 ID:6AqSaR5m0
「……でもな、灯織」
「……なんですか」
「……でも、もう少しだけお金を出せばさ」
32: ◆3xQXQ8weeA[sage saga]
2020/04/06(月) 00:38:23.45 ID:6AqSaR5m0
風野灯織はめんどくさい。よくわからない理由で傷つくし、抱え込むし、かと思えば大抵とんでもない方法でかまってもらおうとする。
けれど、そんな彼女に惚れてしまったのだから仕方がないのだろう。溢れる涙を掬い取る権利は俺にしかない。
願わくば彼女が笑顔でいられますように。
33: ◆3xQXQ8weeA[sage saga]
2020/04/06(月) 00:40:36.45 ID:6AqSaR5m0
side story3
『絶対はずさない』
P「……灯織」
34: ◆3xQXQ8weeA[sage saga]
2020/04/06(月) 00:41:21.08 ID:6AqSaR5m0
おまけ
『灯織好感度あれこれ』
35: ◆3xQXQ8weeA[sage saga]
2020/04/06(月) 00:42:02.35 ID:6AqSaR5m0
『メッセージ編』
・好感度が低い時の灯織
36: ◆3xQXQ8weeA[sage saga]
2020/04/06(月) 00:42:48.93 ID:6AqSaR5m0
『ばったり編』
・好感度が低い灯織
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