33:名無しNIPPER
2020/04/05(日) 20:53:12.74 ID:33Pc5UOzO
「なるほどな…そんなことが…」
「うぅ…恥ずかしいです…」
しばらく義勇さんに抱きついて泣いた後、お互いに事情を説明する。なるほど、全ては宇髄さんのせいですか…全く、義勇さんが悩むわけです…次に会った時にはどうして差し上げましょうか…
34:名無しNIPPER
2020/04/05(日) 20:54:01.37 ID:33Pc5UOzO
「しかし、確かに言ってみないとわからないものだな…まさか、しのぶが俺のことをそんなに浮気性だと思っていたとは…」
「ぎ、義勇さんだって!口に出してなかっただけで私が愛想を尽かした冷血女だと思ってたじゃないですか!」
「そこまでは言っていない」
いや、宇髄さんだけのせいじゃない。確かに私も素直じゃなかった。少なくとも、自分で不安になる程度には気持ちを伝えていなかった。普段から義勇さんのことを口下手だのなんだの言っておきながら、この体たらくだ。
35:名無しNIPPER
2020/04/05(日) 20:54:47.40 ID:33Pc5UOzO
「ほら、もう夕食にしましょう!今日は鮭大根ですよ?」
気まずさを誤魔化したくて、顔も見ずに夕食の準備をする。そんな私に義勇さんはまたしても爆弾を落としてきた。
36:名無しNIPPER
2020/04/05(日) 20:55:49.94 ID:33Pc5UOzO
「しのぶ」
「はい?」
「いつもありがとう…しのぶの鮭大根が、一番美味い」
「…どういたしまして」
37:名無しNIPPER[sage]
2021/02/17(水) 00:56:32.52 ID:GFfnWO1Lo
サンキューウッズ
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