【鬼滅の刃】愛の言葉は私から【ぎゆしの】
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31:名無しNIPPER
2020/04/05(日) 20:51:34.29 ID:33Pc5UOzO
「しのぶ…俺に愛想を尽かしたんじゃ…」
「義勇さんこそ…他に好きな女の人ができたんじゃ…」
「何の話だ?」

 本当に驚いた顔をしている。違った?義勇さんは、私を嫌いになったわけじゃない?ダメだ、安心して涙が止められない。そんな私に、義勇さんは追い討ちをかけてきた。


32:名無しNIPPER
2020/04/05(日) 20:52:09.58 ID:33Pc5UOzO
「俺はしのぶ以外の女を愛したことなどないが?」
「義勇さん!」

 言い終わるか終わらないかのうちに私は義勇さんに抱きつく。嬉しくて嬉しくてたまらない。今はともかく、彼がどこにも行かないことを、自分のものだと言うことを感じさせてほしかった。


33:名無しNIPPER
2020/04/05(日) 20:53:12.74 ID:33Pc5UOzO
「なるほどな…そんなことが…」
「うぅ…恥ずかしいです…」

 しばらく義勇さんに抱きついて泣いた後、お互いに事情を説明する。なるほど、全ては宇髄さんのせいですか…全く、義勇さんが悩むわけです…次に会った時にはどうして差し上げましょうか…



34:名無しNIPPER
2020/04/05(日) 20:54:01.37 ID:33Pc5UOzO
「しかし、確かに言ってみないとわからないものだな…まさか、しのぶが俺のことをそんなに浮気性だと思っていたとは…」
「ぎ、義勇さんだって!口に出してなかっただけで私が愛想を尽かした冷血女だと思ってたじゃないですか!」
「そこまでは言っていない」

 いや、宇髄さんだけのせいじゃない。確かに私も素直じゃなかった。少なくとも、自分で不安になる程度には気持ちを伝えていなかった。普段から義勇さんのことを口下手だのなんだの言っておきながら、この体たらくだ。


35:名無しNIPPER
2020/04/05(日) 20:54:47.40 ID:33Pc5UOzO
「ほら、もう夕食にしましょう!今日は鮭大根ですよ?」

 気まずさを誤魔化したくて、顔も見ずに夕食の準備をする。そんな私に義勇さんはまたしても爆弾を落としてきた。


36:名無しNIPPER
2020/04/05(日) 20:55:49.94 ID:33Pc5UOzO
「しのぶ」
「はい?」
「いつもありがとう…しのぶの鮭大根が、一番美味い」
「…どういたしまして」

以下略 AAS



37:名無しNIPPER[sage]
2021/02/17(水) 00:56:32.52 ID:GFfnWO1Lo
サンキューウッズ


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