南千秋「お前よりも藤岡を好きだという自信がある」南夏奈「はあっ!?」
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3:名無しNIPPER[sage saga]
2020/04/02(木) 23:53:59.38 ID:ov1pjfFhO
「しかし夏奈、結婚は好き同士がするものだ」
「ぐっ……それは、たしかに」
「もしも仮に、万が一、藤岡がお前のことを好きだとしてもお前が藤岡を好きでないのならば結婚は成立せずに、お前は一生独身のままだ」
「だ、だから、一生独身は嫌だから、私は妥協に妥協を重ねて藤岡でもいいかなと……」

どこまで上から目線なんだこの馬鹿野郎は。
これではあまりにも藤岡が不憫だと思った。
ちょっと夏奈をこらしめてやるべきだろう。

「妥協は良くないぞ。一生の問題だからな」
「そんな、いくらなんでも大袈裟すぎるぞ」
「なにが大袈裟なものか。考えてもみなさいよ。この先、何十年も一緒に過ごして、最終的には同じ墓に入るんだぞ。そんな相手を妥協で決めるなんて真性のアホがすることだ」
「……たしかに」

夏奈は真性アホなので丸め込むのはたやすい。

「なんなら私が代わってやろうか?」
「へっ?」
「私が藤岡と同じ墓に入ってやる」
「ちょ、ちょっと待ちなさいよ! どうしてそうなるのかさっぱりわからないぞ!?」
「お前よりも藤岡を好きだという自信がある」
「はあっ!?」

よしよし。首尾は上々。夏奈は泣きそうだ。


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