3: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2020/04/02(木) 00:51:08.12 ID:4Bdl7bcD0
「とりあえず、現状で凛が抱えてる疑問を教えて欲しいかなぁ。しっかり言語化できなくてもいいから」
「んー。まず思ったのは、どこにあるのかな、っていうのが最初で」
「どこ、ってのは恋っていう存在……っていうか概念? の所在ってこと?」
「うん」
「……たぶん、だけど、下?」
「下?」
「そう。俺たちより、下」
「どういうこと?」
「だって言うだろ。恋に落ちる、とか。溺れる、とか」
「あー。言われてみれば」
「だから、俺たちより下。それも結構」
なるほど、と得心する。
この理屈で言えば、恋とは自分とはそれなりに離れた場所にあるもので、なおかつ下方にあるものなのかもしれない。
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