王馬「大変だ!オレが行方不明になっちゃった!」
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32: ◆DGwFOSdNIfdy[saga]
2022/05/03(火) 12:06:44.07 ID:lBgH1+fg0
─超高校級の宇宙飛行士の研究教室─
百田「……」
百田くんはそれはもうあからさまに落ち込んでいた。一方的な用事で話しかけるのが多少躊躇われるくらいに。
王馬「やっほー百田ちゃん。元気?ではなさそうだね」
でもそんなのは王馬くんには関係無い。
百田「帰れよ」
王馬「そんなつれない態度取らないでよ。折角お土産持って来たのに」ガサゴソ
つジェリービーズ
百田「いらねー…」
王馬「お気に召さなかった?これ、観葉植物の土の代わりにも使えて便利なんだよ」
百田「態と言ってんのかテメー」ハァ
王馬「別に受け取ってくれなくてもいいよ、キー坊がこれ好きだったはずだし」
百田「だったら尚更なんでオレに渡そうとしたんだ」
王馬「話し掛けるきっかけにしただけだよ。まあキミはその辺は気にしなくていいから」
百田「ただ話し掛けるだけなのにそこまでする必要があるって事は、どうせ大した用も話題も無いんだろ」
王馬「そうだけど?」
百田「じゃあオレが付き合う義理ねーだろ」
王馬「あるよ。キミと話したって実績を達成しないと先に進めないんだよ」
百田「これ以上話す必要があるか?そもそもテメーがどうなろうとオレには関係無いだろうが」
王馬「えー、どうせここで時間を持て余してるだけなのに?」
百田「…相手してほしいなら文句より先に言う事があるんじゃないか。例えば、話題の提供とかよ」
王馬「じゃあさ、キミが意気消沈してる理由について訊いてもいい?」
百田「金」
王馬「そんな身も蓋も無い」
百田「金さえあればオレの人生はもっとマシだったのにって考えてたんだよ」
最原「百田くん…百田金斗になってるよ」
百田「やっと喋ったかと思ったらそれかよ。上手いこと言ったつもりか?」
最原「正直、うん」
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