70:☆1/2 ◆AL0FHjcNlc[sage saga]
2020/03/30(月) 22:56:49.00 ID:pVyNxzTm0
──
────
──────
【とあるラーメン屋】
のあ「(…………)」
店員「おまたせしました、こちらエスニック風ラーメン、パクチー別盛りです」
店員「ごゆっくりどうぞー」
のあ「(…………♪)」
のあ「(ふ、フフ……! ここが貴音ちゃんが言ってた、オススメのお店……♪)」
店員「(……………)」
店員「(美人だなぁ……あの人)」チラッ
客A「(外国人のモデルか?)」チラッ
客B「(ジャンクなラーメン屋には不釣り合いなくらい綺麗な人だ……)」チラッ
客C「(やべぇ……ちょっとお前、声かけてみろって)」チラッ
客D「(近付けないって! なんかすげえ大物のオーラが出てる気がする……)」チラッ
のあ「(食券制で注文簡単。えすにっくとか言う、ちょっと理解出来ない小洒落たカンジで……!)」
のあ「(ま、まるでリア充みたい! 陰キャな私が、そして一人で! 一人ラーメンっ!!)」
のあ「(今月の目標の『友達作り』もなんとか達成したし、私もいよいよ……っ!)」
のあ「(ふ、フフフ……♪)」ドキドキ
店員「(……………)」
店員「(ひとつひとつの動作に……、俺達とはまるで生まれた世界が違うかのような、優美な品を含んでいる……)」チラッチラッ
客A「(美しすぎる……っ! なんか俺達、ここに居ていいのか?)」チラッチラッ
客B「(美しい女性の振る舞いを『立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花』と言うが………じゃあ今のあの人の……食べる姿は何と形容すればいいのか)」チラッチラッ
客C「(馬鹿野郎。花も恥じらう超美人だろ)」チラッチラッ
客D「(あれ……、おかしいな。俺、VRヘッドセット付けてたっけ)」チラッチラッ
のあ「(ふ、不思議と店全体から注目されてる気がする……っ、き、緊張してきたわ……フフッ♪)」
107Res/169.09 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20