57:☆G ◆AL0FHjcNlc[sage saga]
2020/03/30(月) 22:38:34.55 ID:pVyNxzTm0
P「…………」
美優「……涙をいっぱい目に溜めて、口を結んで必死に泣くのを堪えていた様子でした」
ちひろ「あの彼女が……、ちょっと意外ですね」
P「そうですね。普段は落ち着いていて、どんなことにも動じる素振りすら見せないのに」
美優「……Pさん」
美優「さっき、言いましたよね。彼女も一人の『か弱い』女性なんです」
P「…………」
美優「悲しくて、辛くて、とても耐えられないかもしれない」
美優「誰かに優しい言葉をかけて欲しい、自分を励まして欲しい。私が彼女の立場だったら……、きっとそう思います」
ちひろ「……そうですね」
ちひろ「Pさん。彼女に会いに行きましょう」
P「ええ、勿論。ただ……」
P「先ほどから電話が繋がらないんです。誰かと通話中のようで」
P「……まだ遠くには行っていないはず。俺、少し出てきます」
美優「私も行きます」
ちひろ「美優さん?」
美優「……私、彼女が所属した初めの時から少しお話をしたことがありまして」
美優「少しでも力になってあげたいんです」
P「分かりました。では行きましょう」
美優「きっと、一人で心細いはずです。どこかで寂しく泣いているかもしれない」
美優「……彼女が忘れて行ったこの傘、渡してあげないと」
━━━━その頃━━━━
【ラーメン屋】
貴音「この店の常連たる者にのみ許される秘密の注文、『四条すぺしゃる』なるらぁめんをお見せしましょう……!」
のあ「す、すごい……自分の名前……!」
貴音「以前期間限定でコラボした際に考案しためにゅー……、このお店では知る人ぞ知る隠れたぐらんどめにゅーとして採用され……」
貴音「私が来店した際は半額で提供すると、いつも仰って頂けるのです……!」
店主「今日はお友達も一緒だから二人ともタダでいいよ、貴音ちゃん!」
店主「トッピングもじゃんじゃん付けちゃって! いつもありがとね!」
のあ&貴音「!!!」
貴音「で、では…………、全のせをお願いします……!」
のあ「わ、私も……、は、半熟味玉、チャーシュー、し、白髪葱とバター、と、背油、メンマと味付けもやし、あ、あと……フライドガーリック……ッ、お、お願いします……っ!!」
貴音「ふふっ……♪」
のあ「フフフ……♪」
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