鬼滅の刃ss 我が子のために・・・
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25:名無しNIPPER[saga]
2020/03/26(木) 00:04:28.88 ID:E3bwfHu30


「ん゛〜ぐ〜んん〜!?」


それから時刻にして夜明け前の4時半くらいだろうか。
胎内から子供の頭がぽっこりと見えてきた。よし、今のところは順調だ。
それから徐々に子供の頭が出て来る。いいぞいいぞ、その調子だ。


「頑張れお前!お腹の子も頑張ってくれ!」


隣で旦那さんも大きな声で呼びかけていた。そうだ頑張れ。頑張るんだ!
けど順調なのも最初だけだった。その後は女将さんがいくら力んでも子供が胎内から出ようとはしなかった。
まずい。このまま夜明けを迎えたら厄介だ。鬼の母親が消滅すればお腹の子はどうなる?
まさか一緒に消滅なんてことに…


「んぐぅぅぅ〜!」


それでも女将さんは子のため懸命に力み続けた。
その想いが叶ったのだろうか少しずつだけど赤ん坊の身体が出てきた。


「よしいいぞ!あと少しだ!」


あと少し。ほんの少しという時に差し掛かった時だ。




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