浜口あやめ「珠美殿に宿りし！」道明寺歌鈴「武の神髄……？」-SS速報VIP

浜口あやめ「珠美殿に宿りし！」道明寺歌鈴「武の神髄……？」

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1: ◆5AkoLefT7E[saga]
2020/03/21(土) 23:37:02.12 ID:1jxHRJnP0

～事務所：廊下～

脇山珠美「ふぁぁ……」ﾄｺﾄｺ

珠美（眠い……）

珠美（うう……昨日、夜更かししてしまったからでしょうか……）

珠美（いつの間にか寝てしまっていましたが、かなり遅くまで起きていた気がします……）

珠美（……いえ！　眠気などを言い訳にしてはいけませんね！　今日も頑張らなくては……！）

中野有香「あ、こんにちは、珠美ちゃん」

珠美「これは有香殿、おはようございます」ﾍﾟｺﾘ

有香「あれ……お疲れ気味、でしょうか？」

珠美「なんと、有香殿から見ても瞭然でしたか……お恥ずかしい」

有香「いえいえ。夜更かしはほどほどに、ですよ？」

珠美「そこまで見抜かれているとは……」

有香「ふふっ……あれ？　珠美ちゃん、髪にゴミが……」

珠美「え？　ど、どこでしょうか？　えいっ、えいっ」ﾜｼｬﾜｼｬ

有香「あ、そこじゃなくて……もう少し右の……あ、右ってあたしから見て……」

珠美「と、取れましたか！？」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

有香「小型犬みたい……」

珠美「有香殿？」

有香「はっ！　じ、じゃなくて！」

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2: ◆5AkoLefT7E[saga]
2020/03/21(土) 23:37:33.97 ID:1jxHRJnP0

有香「まだついてるので……あたしが取っちゃいますね！」

珠美「かたじけない……」

3: ◆5AkoLefT7E[saga]
2020/03/21(土) 23:38:28.19 ID:1jxHRJnP0

有香「ど、どうしてって、珠美ちゃんがいきなり投げたんですよ……！？　よいしょ……」

珠美「た、珠美が……？」

4: ◆5AkoLefT7E[saga]
2020/03/21(土) 23:39:18.45 ID:1jxHRJnP0

有香「完敗です……」

珠美「ええと……珠美は何も……」

5: ◆5AkoLefT7E[saga]
2020/03/21(土) 23:40:30.85 ID:1jxHRJnP0

珠美「ええと……有香殿の仰っていたことがウソでないなら、珠美に触れようとした際に、放り投げられてしまう……？」

珠美「いつの間にか有香殿が離れた位置で倒れていましたし、恐らく本当なのでしょう……」

6: ◆5AkoLefT7E[saga]
2020/03/21(土) 23:41:18.34 ID:1jxHRJnP0

珠美「ま、まあ、顔が出るなら安心ですね！」

仁奈「どうでごぜーますか！」

7: ◆5AkoLefT7E[saga]
2020/03/21(土) 23:42:01.56 ID:1jxHRJnP0

珠美「だ、大丈夫ですか！？　仁奈ちゃん！　ケガはしていませんか！？」

仁奈「す……」

8: ◆5AkoLefT7E[saga]
2020/03/21(土) 23:42:48.66 ID:1jxHRJnP0

～事務所：休憩室～

珠美「は、話を聞く前に仁奈ちゃんがいなくなってしまいました……」

9: ◆5AkoLefT7E[saga]
2020/03/21(土) 23:44:02.68 ID:1jxHRJnP0

珠美「い、いえ！　そのようなことを言っている場合ではありません！　珠美には剣の道が……！」

珠美「それに、出会ったのが偶然、武術の心得を持つ有香殿とクッション代わりの着ぐるみを着た仁奈ちゃんだったから良いものの……！　他の方だったらと思うと……！」

10: ◆5AkoLefT7E[saga]
2020/03/21(土) 23:45:00.80 ID:1jxHRJnP0

あやめ「え……」

珠美「あ……」

11: ◆5AkoLefT7E[saga]
2020/03/21(土) 23:45:26.57 ID:1jxHRJnP0

～数分前・事務所：廊下～

道明寺歌鈴「～♪」

12: ◆5AkoLefT7E[saga]
2020/03/21(土) 23:45:53.05 ID:1jxHRJnP0

歌鈴（あ、あれ、もしかしなくても珠美ちゃんとあやめちゃん……！？）

歌鈴（『近づかないでください』って……け、ケンカ！？）

13: ◆5AkoLefT7E[saga]
2020/03/21(土) 23:46:25.71 ID:1jxHRJnP0

～事務所：衣装室～

ｶﾞﾁｬ

14: ◆5AkoLefT7E[saga]
2020/03/21(土) 23:46:54.06 ID:1jxHRJnP0

珠美「ち、ちょっとお待ちください！　珠美は真剣にですね！」

あやめ「いえ、みなまで言わずともわかります……その小さなお体で、よくぞここまで頑張ってくださいました……」

15: ◆5AkoLefT7E[saga]
2020/03/21(土) 23:47:22.55 ID:1jxHRJnP0

あやめ「もはや珠美殿がわたくしを拒絶したことなど些事……」

珠美「その些事でここまで猛ダッシュしたのは誰でしたか！？」

16: ◆5AkoLefT7E[saga]
2020/03/21(土) 23:48:04.54 ID:1jxHRJnP0

珠美「歌鈴殿、お怪我は……って、いない！？」ｷｮﾛｷｮﾛ

歌鈴「うぅ……」ﾌﾟｼｭｰ

17: ◆5AkoLefT7E[saga]
2020/03/21(土) 23:48:32.16 ID:1jxHRJnP0

珠美「ほら！　見ましたよね今！」

あやめ「へ？　歌鈴殿が転んだのは見ましたが」

18: ◆5AkoLefT7E[saga]
2020/03/21(土) 23:49:00.42 ID:1jxHRJnP0

珠美「いくら歌鈴殿でも、転んだ位置と倒れてた位置がこーんなに離れることはないでしょう！？」

歌鈴「それは……確かにそうですけど……」

19: ◆5AkoLefT7E[saga]
2020/03/21(土) 23:49:35.52 ID:1jxHRJnP0

珠美「お、お二方、いつからこの部屋に！？」

きらり「えっとぉ、最初から？」

20: ◆5AkoLefT7E[saga]
2020/03/21(土) 23:50:05.40 ID:1jxHRJnP0

珠美「で、ですがきらり殿にケガなどさせてしまっては……」

きらり「へーきだにぃ！　きらりはハピハピでぱわふるどっかーんなアイドルだもん♪」

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