58:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/19(木) 23:59:05.83 ID:z07AMiQQO
日菜はいつまでも日菜だし、私はいつまでも私だ。
こうして日菜の髪を撫でてやったのはいつ振りだろうか、というのは思い出せないけれど、でも、最後にそうした時も、こうして私たちは笑っていた気がする。
それもこれも、下らないかもしれないし、詰まらないかもしれない、なんてことない日常の一幕だ。
それでも、もしかしたら私にとって、日菜にとって、こういう一幕はかけがえがないのかもしれない。
だけどこの一瞬を特別に大切にしようとは思わない。きっと、本当に大切なら自然とそうなっているのだろう。「色々あったな」では済まされない色々の一つ一つとして、勝手に私の中に居座るのだろう。
だから――
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