少女「お兄、すき」男「そうか」その2
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30: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2020/03/13(金) 23:10:49.54 ID:/wFM0jg50

仮面「……」

鉤鼻男「……イヒ」

鉤鼻男「キヒヒヒヒッ!」

鉤鼻男「でもぉ…きみがぁ…そんなに優しいからさぁ…」

鉤鼻男「あいつ──薬屋はあんなかわいそうな人間になっちまったんだろうねぇ♪」

男「………」

鉤鼻男「コイ心?とかいうくっだらねぇ感情に支配された道化」

鉤鼻男「宝の持ち腐れ、豚に真珠、才能の肥溜。ボクが国をけしかけなくても勝手に自滅したんじゃねぇの?あの女」

鉤鼻男「コイする相手にぶっ殺されるってどんな気分なんだろうねぇ?凡人の感性はボクには永遠に分かりそうにないよぉ」

鉤鼻男「んー…あの方は興味を示すのかなぁ…」

鉤鼻男「まあ!ゴミみたいな死に方には変わりない!」ケタケタ

男「………御託はそれだけか」

鉤鼻男「あ、もしかして怒っちゃった?なんだよぉー、せっかく才のある者同士仲良くしようよぉー」

鉤鼻男「ほぉら、とっておきのおもちゃをプレゼントしてやるから、さ♪」

仮面「……」...ザッザッ

男(一見華奢な人間だが、さっきの奴らとは違う。動きにクセが感じられない)

男(…いずれにせよ)

鉤鼻男「」ニタニタ

男(叩きのめすのみ)

仮面「」シュンッ

男「」ダッ



ビュン、ビュンッ バシッ!



男(峰打ちでは弾かれるか…!)



ズザァ...タタタタッ



仮面「」ズドン!

男「っ」サッ

仮面「」ズドン!

男「…!」サッ

仮面「」ドゴンッ!

男「くっ…!」



(地面に空く複数の大穴)



仮面「……」

男「……」ピッ(頬から垂れる血を払う)

男(最早巨岩と変わらないな…防ぐことすら死…)

男(……)



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